5.2: メタデータセットを選択する

予め規定されたメタデータのエレメントは「メタデータ・セット」として知られています。例としてはダブリン・コア・メタデータセットがあります。コレクションにメタデータ・セットを追加した際、エレメントが選択に使用可能になります。1つ以上のセットを持つことができます。名前が重複するのを防ぐために、メタデータを識別する短い識別子がエレメント名にあらかじめ付与されています。たとえばダブリン・コアエレメントは「dc.Creator」となります。メタデータ・セットはライブラリアン・インターフェースのフォルダーに格納され、「.mds」という拡張子を持ちます。

新規コレクションを作成する際、ダブリン・コア・メタデータ・セットはデフオルトで追加されています。エンリッチ・ビューのコレクション・ツリーの下にある "メタデータのセットを管理する "ボタンをクリックしてコレクションで使用するメタデータ・セットを変更できます。

"割り当てられたメタデータ・セット "リストはどのセットが現在コレクションで使用されているかを表示します。

立ち上げたコレクションで他のメタデータ・セットを使用するには、「追加…」をクリックします。ポップアップ・メニューがGLIが認識しているデフォルトのメタデータ・セットを表示します。それらのうちの一つを追加するには、リストから選択して「追加…」をクリックします。もし自分のメタデータ・セットを定義ずみであれば、ファイル・システムにファイルを置くのに「ブラウズ」ボタンを使用できます。

新規のメタデータ・セットを作成するには、「新規...」をクリックします。メタデータ・セット用のグリーンストーンのエデイターであるGEMSを立ち上げます。セット名、名前のスペース、記述のための最初のポップアップウインドウが表示されます。既存のセットに新規のセットを置くことも選択できます、この場合特定のセットから全てのエレメントを受け継ぎます。OKをクリックして下さい。メインウインドウが左側のメタデータ・セットのエレメントと右側のセットの属性を表示します。

新規のエレメントを追加するには、セット名を右クリックして、「エレメントの追加」を選択します。新規のサブエレメントを追加すうんいは、rエレメントを右クリックして「サブエレメントの追加」を選択します。エレメントとサブエレメントは右クリックメニューから「(サブ)エレメントの削除」を選択することで削除することができます。

注:メタデータ用グリーンストーン・エディターはスタートメニューのグリーンストーンのフォルダーから選択するか、グリーンストーン・インスタレーションのgliフオルダーのgems.sh か gems.batを起動することでGLIで個別に起動できます。

2つのメタデータセットが同じネームスペースを持つことがあります、たとえばダブリンコアと限定されたダブリンコア共「dc」ネームスペースを使用します。このようなセットは同時に使用できません。もしコレクションですでに使用されたネームスペースがあるセットを追加しようとすると警告が表示されます。継続すると、既存のセットが削除され、新規セットが追加されます。割り当てられたメタデータ値はこれらのまだ存在するエレメントを供給する新規セットに変換されます。

GEMSに関して、新規のメタデータセットを作成するだけでなく既存のメタデータセットを編集できます。「編集」ボタンをクリックすると特定のメタデータセットが開いてGEMSを立ち上げます。編集を終了して(上に記述されたように)保存して(File->Save) GEMSを終了します。

もしコレクションがメタデータセットを必要としないなら、選択して「削除」を押します。もしエレメントに割り当てたメタデータがあれば、次回コレクションを開いた時メタデータをどうするか尋ねられます。